レジ横に置かれたキャッシュレス決済端末とスマートフォンでタッチ決済をする店員のイメージ

【最新版】キャッシュレス決済端末人気ランキングTOP10

「キャッシュレス決済端末のランキングを見ても、結局どれが自分のお店に合うのか分からない」——そんな声をよく耳にします。

結論からお伝えすると、2026年8月時点でSquare・stera pack・PAYGATE・STORES決済・Airペイ・楽天ペイターミナルの6サービスが上位の常連ですが、表示されている手数料の数字だけで選ぶと、あとで「思っていたのと違う」となりやすい落とし穴があります。

今日はこの分野を調べてきた者として、それぞれのサービスの特徴と、見落とされがちな注意点を、一緒に整理していきますね。

キャッシュレス決済端末とは?普及率はどこまで伸びたの?

キャッシュレス決済端末とは、クレジットカードや電子マネー、QRコードなどを読み取り、現金なしで支払いを完了させる機器のことです。

経済産業省が2026年3月31日に公表した実績では、2025年の国内キャッシュレス決済比率は58.0%、決済額は162.7兆円でした。

ここで少しだけ注意しておきたいのは、この58.0%という数字は「国内指標」という新しい算出方法によるもので、従来から使われてきた国際比較指標に当てはめると46.3%になるという点です。

同じ年の実績でも、分母の取り方によって数字が変わってくるということですよね。

ちなみに、「2025年までにキャッシュレス比率を4割程度にする」という以前の政府目標自体は、国際比較指標の2024年実績42.8%ですでに達成されていたことも分かっています。

数字の背景まで知っておくと、ニュースで見かける「〇割達成」という言葉にも振り回されにくくなりますね。

いずれにしても、街のお店の半分以上ですでに現金を使わないお客さまが当たり前になっている、という大きな流れそのものは変わりません。

「現金しか使えないお店」というだけで選ばれにくくなる場面も出てきているからこそ、多くの事業者さんが端末選びに真剣に向き合っているのだと感じます。

なお本記事は、経済産業省の公表資料と各社公式サイトの手数料ページ(2026年8月時点で確認できたもの)、Googleマップに寄せられた店舗運営者・利用者の口コミを突き合わせて構成しています。

ランキング上位に来やすいのはどのサービス?主要7〜10社の顔ぶれ

各社の公式情報とGoogleマップの口コミ傾向を照らし合わせると、2026年8月時点でよく名前が挙がる主要サービスは、おおよそ次の顔ぶれです。

  • Square(スクエアリーダー/スクエアターミナル)
  • stera pack(stera terminal)
  • PAYGATE(スマレジ提供)
  • STORES決済
  • Airペイ
  • 楽天ペイターミナル
  • JMSおまかせサービス(VEGA3000/Tap on Mobile)
  • PayCAS Mobile
  • USEN PAY
  • stera tap(スマホでタッチ決済するタイプ)

共通して上位に来やすいのは、Squareとstera packです。理由は初期費用の安さと、導入までのスピード感にあります。

「まずは費用をかけずに、できるだけ早く始めたい」という事業者さんの本音が、そのままランキングに反映されていると考えられます。

主要サービスの初期費用・決済手数料・入金サイクルをざっと並べると、次のようになります。

サービス名初期費用決済手数料(目安)入金サイクル
Square0円2.50%〜3.25%翌営業日〜
stera pack0円1.98%〜(条件付き)最短翌営業日
PAYGATE0円〜(キャンペーン時)1.98%〜最短翌営業日
STORES決済0円〜(プランによる)1.98%〜最短翌営業日
Airペイ0円0.99%〜3.24%月最大6回
楽天ペイターミナル0円〜2.20%〜3.24%最短翌営業日

表の数字はあくまで目安です。実際の料率は業種や事業規模、キャンペーンの有無によって変わるため、申込前に必ず公式サイトで最新条件を確認してくださいね。

※画像はAIによるイメージ

Square・stera pack・PAYGATEの手数料と特徴を比較

上位に挙がりやすい代表的なサービスを、もう少し詳しく見ていきますね。

Square(スクエアリーダー/ターミナル)

米Block, Inc.グループが提供するモバイル型端末です。初期費用・月額費用・解約費用は0円で、決済手数料2.50%〜3.25%が実質的な負担になります。

審査結果は最短15分、翌営業日入金にも対応しており、これから始める個人事業主さんにも選ばれやすい端末です。

stera pack(stera terminal)

SMBC GMO PAYMENT株式会社が提供する据置型のオールインワン端末で、決済・レシート印刷・タッチパネルが1台にまとまっています。初期費用は0円です。

「スモールビジネスプラン」ではVisa・Mastercardの決済手数料が1.98%〜と業界でもかなり低い水準になり、初年度は月額利用料も無料です。

ただし、このプランには適用条件があります。

  • 中小企業庁の定義に沿った中小企業であること
  • 初めてクレジットカード決済を導入する事業者であること
  • エステ・ネイル・整体・学習塾・美容医療など一部の業種は対象外
  • 契約期間は3年間、途中解約時は45日以内の端末返却義務あり

審査から導入までは約2週間〜2か月とやや時間がかかる点も、他社と比べて留意したいところですね。

PAYGATE(スマレジ提供)

POSレジで知られる株式会社スマレジが提供するAndroid搭載のオールインワン端末です。端末代がキャンペーンで無料になるケースがあり、決済手数料は1.98%からと業界水準で設定されています。売上を商品別・時間帯別に分析できる機能もあり、レジ機能と決済を一緒に管理したいお店に向いています。

STORES決済・Airペイ・楽天ペイターミナルの違いは?

残る3サービスも、それぞれ強みがはっきり分かれています。

STORES決済

STORES株式会社が提供するモバイル型端末で、導入実績は8万社を超えています。端末購入型と、月額3,300円で端末無料になるスタンダードプランがあり、後者なら決済手数料1.98%からを狙えます。ネットショップやPOS機能との連携がしやすく、実店舗とオンライン販売を両方手がけるお店との相性がよいと感じます。

Airペイ

株式会社リクルートが提供するiPad・iPhone連携型の端末です。決済手数料は0.99%〜3.24%と幅がありますが、無料POSレジアプリ「Airレジ」との連携がスムーズな点が強みです。月に最大6回という入金回数の多さも、資金繰りの面で安心材料になります。

楽天ペイターミナル

楽天ペイメント株式会社が提供するオールインワン端末で、4G通信にも対応しているためWi-Fi環境がない場所でも使えます。決済手数料は2.20%〜3.24%で、楽天ポイントが貯まる仕組みは、楽天経済圏を利用するお客さまが多いお店にとって集客面でのメリットになりそうです。

JMSおまかせサービスの新サービス「Tap on Mobile」とは?

今回調べていて個人的に注目したのが、JMSおまかせサービスが2026年7月に取り扱いを開始した「Tap on Mobile」です。

これは日本カードネットワーク(CARDNET)が提供する加盟店向け決済アプリで、Android端末に専用アプリを入れるだけで、クレジットカードのタッチ決済や電子マネー、コード決済などが利用できるようになります。専用端末や配線が不要なので、キッチンカーでの移動販売や、美容室での席会計など、レジから離れた場所での決済に向いています。

JMSは、JCB・三菱UFJニコス・UCカードという銀行系カード会社3社の出資で設立されたJCBグループ会社です。決済代行会社が経営の都合でサービスを終えてしまう例は過去にもありました。実際、2020年10月には決済アプリ「Origami Pay」が、メルペイへの事業譲渡にともないサービスを終了しています。こうした経営基盤の安定感は、地味に見えて実はとても大事な判断材料だと思います。

Tap on Mobileの条件を整理すると、次のようになります。

  • クレジットカード手数料率:「JMS中小企業応援プログラム」適用時2.48%
  • クレジットカード以外(電子マネー・コード決済など):3.24%
  • 対応ブランド数:67種(専用端末VEGA3000シリーズは71種)
  • 非対応の決済方法:銀聯カード、J-Debit、分割払い・リボ払い

「専用端末なしで手軽に始めたい」場合と、「対応ブランドや支払い方法の幅を優先したい」場合とで、選ぶべき端末が変わってくる点は覚えておきたいですね。

現在は新規申込・利用促進キャンペーンも実施されており、専用フォームからの申し込みでAndroid端末が先着でもらえるほか、条件達成でJCBギフトカードがもらえる特典も用意されています。先着順・適用条件は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトでご確認くださいね。

※画像はAIによるイメージ

世間の反応・注目されているポイントは?

Googleマップに寄せられた店舗運営者の口コミ傾向を見比べてみると、共通して評価が高いのは「初期費用の低さ」と「入金スピード」です。特にSquareは、決済・入金スピードの速さと手数料の分かりやすさを評価する声が多く見られました。

一方でstera packやPAYGATEのように据置型・プリンター内蔵タイプの端末は、「操作が簡単」「外国人スタッフでも迷わない画面の見やすさ」といった、日々の使いやすさを評価するコメントが目立ちます。

これはつまり、価格の安さだけでなく「毎日触る道具としてのストレスのなさ」も、お店選びの判断材料としてしっかり重視されているということだと感じます。

筆者の考察:ランキング選びで見落としがちなポイント

ここからは、これまでの情報を踏まえた筆者としての考えを述べさせてください。

まず感じるのは、「決済手数料の安さ」だけで選ぶのは危険だということです。stera packの1.98%〜という数字も、中小企業向けの「スモールビジネスプラン」という適用条件付きの料率であり、初めてカード決済を導入する事業者以外や、一部の業種、あるいは年間の取扱高が一定額を超えた事業者には適用されません。JMSの2.48%も同様に、「中小企業応援プログラム」の条件を満たした場合の料率です。

つまり、「表示上の最安値」と「実際に自分が払う手数料」にはズレが生じやすいということです。申込前に、自店舗の規模・業種・開業状況でどの料率が適用されるのかを、必ず確認しておく必要があると考えられます。

もうひとつ気になったのは、入金サイクルと契約条件の違いです。Squareのように翌営業日入金に対応するサービスがある一方で、stera packは契約期間が3年間で、途中解約時には端末の返却義務や違約金が発生する可能性があります。資金繰りに余裕のない小規模店舗ほど、この「解約のしやすさ」まで含めて比較する視点が抜け落ちがちだと感じます。

また、先ほど触れたOrigami Payの事例のように、決済代行会社そのものが撤退・統合されるリスクもゼロではありません。だからこそ、料率の低さだけでなく「どこが運営しているか」「資本関係が安定しているか」まで見ておくことは、決して神経質すぎる視点ではないと筆者は考えます。

今後の見通しとしては、JMSのTap on Mobileのように、専用端末を持たずスマートフォンだけで決済を完結させる仕組みが、さらに増えていくのではないかと予想しています。背景として、コード決済の金額は統計を遡れる2018年と比べて実に100倍以上に拡大しているという伸び方があります。この勢いを踏まえると、stera tapやSquareのタッチ決済機能を含めた「端末レス」の流れは、初期費用をできるだけ抑えたい小規模事業者にとって追い風になりそうです。

個人的には、今後1〜2年でこうした端末レスの選択肢が、対応ブランド数や支払い方法の制約という弱点を埋めながら、ランキング上位により多く食い込んでくるのではないかと見ています。

まとめ

キャッシュレス決済端末のランキングでは、Square、stera pack、PAYGATE、STORES決済、Airペイ、楽天ペイターミナルといったサービスが上位の常連です。

初期費用を抑えて早く始めたいならSquare、プリンター内蔵のオールインワン端末を初期費用0円で使いたいならstera packやPAYGATE、専用端末なしでスマホ完結の柔軟さを重視するならJMSおまかせサービスのTap on Mobileが候補になります。

ただし、優遇料率には業種や事業規模の適用条件、契約期間や解約時の負担といった「数字の裏側」があります。ランキングはあくまで参考にしつつ、最終的な条件は必ず各社の公式サイトで確認してから申し込むようにしてくださいね。

よくある質問

キャッシュレス決済端末のランキングで1位になりやすいのはどのサービス?

各社の公式情報やGoogleマップの口コミ傾向を総合すると、初期費用0円・最短即日導入というスピード感からSquareが上位に挙がるケースが多く見られます。ただしstera packやPAYGATEも僅差で高評価を得ています。

個人事業主でもキャッシュレス決済端末は導入できる?

はい、今回紹介したSquare、stera pack、PAYGATE、STORES決済、Airペイ、楽天ペイターミナル、JMSおまかせサービスはいずれも個人事業主の申込に対応しています。ただし審査基準や優遇料率の適用条件はサービスごとに異なります。

stera packの手数料1.98%は誰でも使える?

いいえ。中小企業庁の定義に沿った中小企業で、初めてクレジットカード決済を導入する事業者向けの「スモールビジネスプラン」の料率で、一部業種は対象外です。適用条件は必ず公式サイトで確認することをおすすめします。

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