『鬼滅の刃』伊之助の親は、伊之助そっくりの超絶美人で名前まで美しい琴葉さんです。
でも美しい母親の琴葉さんは、同じく伊之助の親である暴力夫からのDVに苦しんでいました。
DV夫から逃れるように伊之助を連れて家を出た母親の琴葉さんは、なぜ鬼に魅入られ、伊之助を捨てたのか。
伊之助の育ての親は猪だけなのか。
詳しく見ていきましょう!
『鬼滅の刃』伊之助と親との別れ
『鬼滅の刃』伊之助と同じ顔をしている美しい母親の琴葉さんは、日常的に旦那からのDVを受けていて、姑からのいびりにも耐えていました。
伊之助の母親は父親のDVに耐えられず伊之助を連れて家出
ところがある日、赤ん坊だった伊之助が旦那(伊之助の父親)から「うるさい!」とはげしくゆさぶられたのを見て、伊之助を連れて家を逃げ出します。
赤ん坊の伊之助を抱いて雪の中、はだしで逃げ出した母親の琴葉さんは、そうやって逃げ出した人たちを保護していた『極楽教』の宗教施設に逃げ込みます。
しかし実は『極楽教』の教祖は上弦の弐の鬼『童磨』であり、信者の人たちをこっそり食べていたのです。
そんなこととはつゆしらず『極楽教』施設へ逃げ込んだ伊之助の母親の琴葉さんは、しばらくその施設で過ごします。
『極楽教』の施設に滞在するうちに旦那のDVによって腫れあがった顔も(片目は失明したものの)見た目はきれいに治り、上弦の弐の鬼『童磨』とも鬼とは気付かず穏やかに楽しく過ごしていました。
実のところ鬼の童磨は伊之助の母親の琴葉さんのことを、『心が綺麗な人がそばにいると心地いい』ととても気に入っていたのです。
そして童磨は彼女の寿命がつきるまで食べずにそばに置いておくつもりでいたのです。
つかのまの安息だったが鬼に見つかり窮地に
ところがある日、伊之助の母親・琴葉さんは童磨が信者を食べていることに気づいてしまいます!
伊之助母が美人過ぎるし伊之助とそっくりすぎる#WJ27#鬼滅の刃 pic.twitter.com/8NOqvLHXOR
— みょっくる (@myokkuru) June 3, 2019
童磨が鬼で信者を食べていることに気づいた伊之助の母親・琴葉さんは童磨をののしり、赤ん坊の伊之助を抱いて教団施設を逃げ出します。
ところが童磨に追いかけられて崖まで追い詰められてしまいます。
母親は伊之助を川に投げ捨てて一縷の望みに託す
『せめて伊之助だけでも!』
一縷の望みをかけて母親の琴葉さんは伊之助を崖下の川へ投げこみます。
『こんなところから落っことして助かるはずないのに』
『母親に崖から落とされて死ぬなんてかわいそう』
と琴葉さんは童磨に哀れまれ、そして童磨に骨まで食べられてしまいます。
伊之助の母親も父親も鬼に殺されることに
そう、鬼滅の刃の伊之助の母親は鬼の童磨に食べられてしまったのです。
そして伊之助の父親はというと、『極楽教』教団に琴葉さんが逃げ込んだ時に教団にのりこみ、その時に童磨に殺されて山に捨てられていたのでした。
童磨さんが伊之助母を食べるつもりはなかったと語っていた時、どうせその場その場で適当言ってるんやろとしか思ってなかったんだけど、コソコソ話で連れ戻しに来た夫と姑を殺して食わずに山に捨てたと書かれてることを知ってお前マジか……という感情に襲われている
— 179@擁護派 (@yougoha) February 13, 2020
『鬼滅の刃』伊之助は育ての親の猪と生活費し身体強化!
生みの親を鬼の童磨に殺された赤ん坊の伊之助を育ててくれたのは、子供を失ったばかりの猪でした。
そして猪に育てられた伊之助は、育ての親となってくれた猪の形見の頭をかぶっていますね。
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山で鍛えられた伊之助は毒も効きにくいし、山の動物に戦いを挑んで鍛えていたので身体能力も抜群です。
でも、動物たち相手だけだと言葉が覚えられないですよね。
伊之助に親のように言葉を教えてくれた人物がいるはずです。
それが山のふもとに住んでいた青年『たかはる』と、少しボケ始めたたかはるの祖父です。
『鬼滅の刃』伊之助に言葉を教えたのは「たかはる」とその祖父
ある日、たかはる青年が家に戻ると祖父が猪頭の謎の生き物(伊之助)にエサのように食べ物をあげていました。
たかはるは伊之助を追い払うものの、何度も伊之助はたかはるの祖父の元へやってきては食べ物をもらい、百人一首の読み聞かせ迄してもらうように!
こうして伊之助は言葉や文字をたかはるとたかはるの祖父と過ごすうちに覚えていったとされています。
たかはるは口が悪いので、伊之助の口の悪さはたかはる譲りなのでしょう。
でもおかげで伊之助は人間の言葉や文字がわかるようになったので、たかはると祖父は伊之助の育ての親とも言えるでしょう。
「鬼滅の刃」10巻末。
伊之助が言葉を習得したエピソードが好きすぎる。
母猪が注いだ溢れる愛情は、伊之助の自己肯定感を育んだ。
山のお爺ちゃんが幼き化け猪に注いだ愛情は、読み聞かせ教育の奇跡を起こした。
愛情って血も種も超えるんだよ。
この番外編を読むといつも、私の心はホワホワする。 pic.twitter.com/e3TWCeCNhR— funifuwa (@funifuwa) November 29, 2020
『鬼滅の刃』伊之助の親・まとめ
鬼滅の刃の嘴平伊之助(はしびらいのすけ)の親は、父親も母親も上弦の弐の鬼・童磨に殺されていたのでした。
伊之助の母親の琴葉さんは祈る思いで鬼から逃げて、伊之助を助けたい一心で崖から川へと伊之助を投げ込みました。
赤ん坊の伊之助は猪が育ての親となり、伊之助は形見の猪頭をいつもかぶっていました。
そして伊之助の第二の育ての親ともいえる青年たかはるとその祖父から言葉を覚えるのでした。
伊之助の本名、嘴平伊之助(はしびらいのすけ)の言葉は、ふんどし代わりに使っていた伊之助のおくるみにしっかりと書かれていたんですね。
伊之助は生みの親の記憶はほとんどありませんが、母親の琴葉さんからはあたたかい愛情をたくさん受けていたのでした。