『鬼滅の刃』の「遊郭編」で伊之助は上弦の鬼から毒のついた刃物で胸を貫かれてしまいました。
しかし伊之助はそこで毒が体に回ったにも関わらず命が助かっています。
そこで今回は伊之助が毒で命を奪われずに済んだ理由、「禰豆子の血鬼術」と「伊之助の体質」について検証しました。
伊之助と毒について、蝶屋敷でのアオイちゃんとのやりとりについても触れていますので、ぜひお楽しみください!
『鬼滅の刃』伊之助の毒を消したのは禰豆子の血鬼術
『鬼滅の刃』の遊郭編で伊之助、炭治郎、音柱の宇随天元は上弦の鬼「妓夫太郎」との戦いで毒に侵されますが、その毒を消し去ったのは禰豆子の血鬼術『爆血』です。
ではその経緯を詳しく見ていきましょう。
遊郭に鬼の潜入捜査
伊之助、炭治郎、善逸は音柱の宇随天元とともに遊郭に潜入し、遊郭に潜んでいる鬼と、潜入中に消息を絶った天元の3人の嫁を探します。
そして姿を現した上弦の陸(ろく)の鬼、堕姫(だき)と炭治郎たちの戦いが始まるのでした。
炭治郎たちは堕姫との戦いに苦戦しますが、鬼化が進んだ禰豆子の活躍と天元の活躍で堕姫の首を斬ることに成功。
ここで鬼化が進んだ禰豆子は人を襲いそうになりましたが、炭治郎が子守歌を歌って幼児の姿に戻し、寝かしつけることが出来ています。
一件落着かと思いきや首を落とされたはずの堕姫は死なず、中に隠れていた堕姫の兄、妓夫太郎(ぎゅうたろう)が姿を現したのです。
上弦の陸は堕姫と兄の妓夫太郎と2人が一体となった鬼だったのです。
そのため上弦の陸を倒すには、堕姫と妓夫太郎の首を同時に斬らなければなりません。
そこで堕姫は伊之助と善逸が、妓夫太郎は天元と炭治郎で攻撃を開始します。
炭治郎の助けもあって伊之助は善逸とともに堕姫の首を斬ることに成功。
上弦の陸(ろくの)鬼「妓夫太郎」の血鎌の毒
上弦の陸を倒すためには2体同時に首が斬られている必要があるので、伊之助は堕姫の首を持って遠くへ走って逃げます。
ところが逃げようとする伊之助を妓夫太郎は血鬼術『飛び血鎌』で攻撃し、伊之助は毒のついた血鎌で胸を一突きされてしまうのです。
そして妓夫太郎の毒のついた血鎌攻撃で天元も炭治郎もだんだん毒が回ってきてしまいます。
劣勢になった炭治郎たちですが、天元の妻・雛鶴の藤の花から抽出した毒を塗ったクナイの助けもあって、なんとか上弦の陸の堕姫と妓夫太郎を倒すことが出来たのです。
上弦の陸を倒すことができても、伊之助、炭治郎、天元は血鎌攻撃の毒が回ってきていて瀕死の状態にありました。
その毒を消し去ったのが禰豆子の血鬼術でした。
伊之助の毒も消した禰豆子の血鬼術『爆血』
禰豆子は鬼の毒にやられた体に手で触ることによって鬼の毒を燃やして体内から消し去ることが出来たのです。
そのため炭治郎、天元は体中の毒を禰豆子に燃やしてもらい、体内の毒がすっかりなくなり毒による皮膚のただれも治って綺麗になりました。
胸を血鎌で一突きされ、毒が体中に回っていた伊之助も禰豆子の血鬼術で体内中の毒を燃やしてもらい助かったのです!
こうして禰豆子によって鬼の毒を燃やしてもらった伊之助ですが、血鎌が胸を貫通していたのに死なずにいたのは伊之助の体質も大きく関わっていました。
次に詳しく見ていきましょう。
『鬼滅の刃』伊之助の毒の回りが遅かったのは体質のせい?
伊之助の毒の回りが遅かったのは、伊之助が山で育ったため体質的に毒に強かったせいだと考えられます。
そのため伊之助は血鎌の毒が全身に回っていたのに、すぐに死ぬことはありませんでした。
なぜそんな体質になったのか。
伊之助の体質の秘密
伊之助自身が戦いの中、こう言っていました。
険しい山で育った俺には毒も効かねえ!!
しかも、
『俺の体の柔らかさを見くびんじゃねえ!』
『内臓の位置をズラすなんてお茶の子さいさいだぜ!!』
とまで言っています!
そう、妓夫太郎の血鎌の攻撃で胸を一突きしたとき、心臓を貫いていた位置だったのです。
なので本来であれば伊之助は毒よりも先に心臓を貫かれたことで命を落としていたはずなのに、内臓の位置をずらして心臓を守っていたなんて驚きです。
伊之助の体質は毒にも強く、柔軟性も高いのですぐれた戦闘力を発揮できるんですね。
でも上弦の陸との戦いで重傷を負ったのは確かなので、蝶屋敷で治療を受けることになります。
伊之助、蝶屋敷でアオイちゃんに怒られるが毒の耐性は認識される
上弦の陸との戦いで重傷を負った炭治郎、伊之助、善逸は蝶屋敷に滞在し治療を受けます。
そして蝶屋敷ではアオイちゃんが熱心に隊員たちを看護しています。
伊之助のこともとても心配して涙ながらに炭治郎にこう言っていました。
伊之助さんすごく状態が悪かったの
毒が回ったせいで呼吸による止血が遅れてしまって
泣きながら伊之助の心配するアオイちゃんの真上で、天井に張り付いたり炭治郎のベッドの上で大騒ぎしたりする伊之助。
そこでアオイちゃんはブチ切れて伊之助にこう言って怒鳴るのでした。
『あなたは毒も効きづらいけど薬も効きづらいから気をつけなさいって、しのぶ様にも言われたでしょ!!』
アオイちゃんはこう怒鳴っていましたが、この発言からやはり虫柱の胡蝶しのぶにも伊之助は毒が効きづらいと認められていたことがわかりましたね。
『鬼滅の刃』伊之助に毒は効かない?まとめ
『鬼滅の刃』伊之助に毒は効かないのか?を検証して考察した結果、山育ちの伊之助は毒に耐性ができており効きづらく、それは胡蝶しのぶにも認められた強さだということがはっきりしましたね。
そして鬼による毒は、禰豆子の血鬼術で毒を消し去ることが出来、鬼の毒でやられた皮膚なども同時に回復することができているということも確認できました。
鬼による毒は致命傷になりかねないものですが、伊之助は強い体質と禰豆子の血鬼術もあってなんとか切り抜けることができていたんですね!